那須小川まほろば太鼓タイトル このページを読むと「まほろば」の意味がわかります。


「まほろば」ってどういう意味か知りたくありませんか?
このページは、そんな方のために、筆者が懇切ていねいに、しかも押し付けがましく説明いたします。
最後まで読んでネ!?


 「まほろば」とは

 「まほら」に同じ意で、 「まほ(真秀)」に、漠然と場所を示す意の接尾語「ら」のついたものです。


 「まほ(真秀)」とは

 「ま」は接頭語、「ほ」は高くぬきんでいるものの意で、

(1) 物事が完全であること。備えるべき条件がよく整い備わっていること。また、そのさま。
(2) 遠慮なく、正面きって事をすること。あらわに内心を行動に出すこと。また、そのさま。
(3) まともな態度をとること。まじめにきちんとした態度をとること。また、そのさま。
(4) 正式であること。また、そのさま。
(5) 十分に相手を見極められるような逢い方であること。十分であること。また、そのさま。
(6) まともに向き合うこと。隔てを置かず、直接に対座すること。また、そのさま。

 などの意があります。 これらの意に、接尾語「ら」が付き、総じて「すぐれたよい所」「秀でた国土」を表す言葉となります。




 「まほろば」で有名なのは

  倭
(やまと)は 国のまほろば

  たたなづく

  青垣
(あおがき) 山隠(やまごも)れる

  倭
(やまと)し うるはし

 日本最古の歴史書「古事記」に登場する倭健命
(やまとたけるのみこと)の歌です。倭健命は、日本書紀には、「倭」は日本なので日本の国の勇者と言う意味で、日本武尊(やまとたけるのみこと)と記されています。
 命が父景行天皇の命を受け、諸国を巡遊して伊勢の国に来たときに、なつかしい故郷倭の国を偲んで詠んだといわれています。
 「やまとの国は優れた国だ。畳み重なった青い垣のような山々に囲まれ、その中にこっぽりと隠っているやまとは、美しくもなつかしい」という意味になります。
 古事記の伝説から離れて解釈すると、「緑に囲まれた美しい国、わが日本よ」と、やまとの国を賛美した「国ほめの歌」だともいわれています。


 小川町の町づくり

 ここに歌われるやまとの国の情景に、なだらかな山々と清流那珂川につつまれた小川町(現那珂川町)の風土がオーバーラップされてきます。
 倭健命の時代には、名もなき東国の一隅であったであろう小川町にも、古代より先人たちの営みが見られ、古より静かに流れる風を継承し、その豊かな文化、自然を、新しい地域づくりの潮流の中で花咲かせ、心やさしい豊かな「まほらなる小川町」をめざし、

  ごころのかよいあう地域づくり
  こりを育てる地域づくり
  マンの薫る地域づくり
  ランスのとれた地域づくり

 
を基本目標に「まほろばの里づくり」が進められています。


 「那須小川まほろば太鼓」の名まえの由来 

 「那須小川まほろば太鼓」という名まえも、こうした町づくりのテーマをもとに名づけられました。


最後まで、ご精読、本当にありがとうございました。(ペコリ・・・。)


「まほろばの里おがわ」の眺望

カタクリの花が2ヘクタールにもわたり咲きほこる「カタクリ山公園」の展望台から眺望した「まほろばの里小川町」です。
写真は、「那須小川まほろば太鼓保存会」事務局のY.Kuboteraさんの提供です。

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