保存会長 増子 育男 |
那須小川まほろば太鼓は、小川町制施行60周年記念事業の目玉として創設された和太鼓で、創設にあたっては、友好村でもある秋田県仙南村(現・美郷町)の指導も受け、大曲太鼓道場(現・蘭導)の鈴木孝喜先生に作曲及び太鼓の作製並びに指導を依頼いたしました。 作曲については、第一部「天地の鼓動(てんちのこどう)」 第二部「国造(くにづくり)」 第三部「飛躍天翔(ひやくてんしょう)」と、古代文化の町にふさわしい曲が出来上がり、太鼓も大小18面が整備されました。 さらに、二十数名の打ち手も揃い、平成10年6月の小川町制施行60周年記念式典において、参列者に大きな感動と感銘をあたえて大成功のお披露目でした。 その後、平成11年7月に「那須小川まほろば太鼓保存会」が結成され、早速後継者の育成に取り組み、町内各小学校の協力を得て「やさしい和太鼓教室」を開催したところ、大変関心を持っていただき40名以上の児童が練習生として加入し、練習の成果も見事で、現在では大人のチームと混成で演奏ができるまでに成長いたしました。 おかげさまで、この地方きっての和太鼓との評価もいただき、各地のイベント等にも招かれるほどになりました。 今後は、「那須小川まほろば太鼓」を一層充実したものとし、小川町(現・那珂川町)の郷土伝統芸能として保存継承してまいりたいと考えております。 このホームページから私たちの活動の一端をご覧いただき、ご意見ご感想等をお寄せいただければ幸いです。 平成13年12月 那須小川まほろば太鼓保存会長 増 子 育 男 |
特別寄稿
小川町長 渡辺 良治 |
かの有名な作家獅子文六が「那須高原は全国随一の高原である」と絶賛したその那須高原の南の裾野に小川町(現・那珂川町)はあります。 小川町は数千年前から人々の営みが始まり、奈良、平安時代には那須国からつづいた那須官衙(郡役所)が置かれ、古代那須地方の政治・経済・文化の中心地でありました。 また、源平屋島の合戦の扇の的で有名な那須与一生誕の城「那須神田城」のある町でもあります。 このような小川町に平成8年、「小川町制施行60周年記念事業」の一環として、「那須小川まほろば太鼓」が新しい郷土芸能として誕生したのであります。そして、この太鼓を広く全国に、世界に、ご披露するために、この度ホームページが開設されました。 多くの皆さんにこのページを開いていただくことを期待しております。 このページが縁となって小川町を知っていただき、そして、ぜひ御来町下さり小川町のすばらしさを感じていただければ幸いであります。 平成13年12月 小川町長 渡 辺 良 治 |